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日本には四季があり、自然豊かで気候も変化に富んでいます。そのため、つい天候についての話題から会話が始まることが多いです。
「今日からしばらく雨みたいですね。もう梅雨入りですかね?」
「まだ6月なのに30℃超えてるなんて、今年も猛暑なんですかね?」
こんな感じで、天気の話題はあいさつの一部となっています。
ですが、海外ではそのような習慣はなく、毎回天気を話題にする日本人には少し違和感を感じるようです。
以前仕事で Chicago の客先を訪問した時のことです。
お客さんから言われました。
「日本人はいつも最初に天気のことを話題に出すけど、教えておいてやるから覚えとけ。Chicago の天気は "snow or construction" だ!」
え?どういうこと?と思って聞き返すと、冬に雪が降るおかげで、道路などが傷むので、雪の降っていない期間は大抵どこかで工事してる、ということらしいです。
それもう天気の話じゃないよね、と思いましたが、お客さんが嬉しそうだったのでまあいいや、と思いました。
天気の話から入るのは日本独特の風習のようで、日本人の感覚で毎回天気の話題から入ると、
「日本人は天気のことしか頭にないのか!」
と思われかねませんので、少し気を付けた方がいいかもしれません。
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