海外と取引する際に、顧客から見積依頼を受けることがあります。その際、独特の略語が結構使われていて、何のことだか分からない場合が結構あります。
今回は見積依頼を受けた時によく使われる表現を説明します。
今回の設定は次のようにします。
- A Company の Steve Williams さんから見積依頼がメールで届いた
- A Company の新製品に X Company の部品採用を検討している
- 仕様を確認して見積書を提出してほしい
- 仕様に対して、要望や改善点があれば見積書と合わせて回答してほしい
では早速始めましょう。
見積依頼メール例文
Dear Kuniwo,
We are planning to launch a new product, and your company is one of our choice.
Please find attached the RFQ.
Please check the requirements, and send me a quote by the end of next week. We need BOM, too.
If you have VA/VE, include to the quote.
Thank you and look forward to your reply.
Best regards,
Steve Williams
私が毎日50件くらいメールを受けていた頃、実際に今回のようなメールは何十件も受け取りました。
特にアメリカ人は何でも略してきます。今回の例文でも、略語の意味を知らないと何のことだかさっぱりわかりません。
覚えておきたい単語やフレーズとして紹介します。
覚えておきたい単語とフレーズ
launch
新しい製品の開発や生産を始めるという意味になります
Please find attached ~
メールに添付ファイルを付けた際、よく使われる表現です。これで一つのフレーズなので、~の部分には名詞が入ります。良く使われる表現なので覚えておきましょう。
requirement
要求事項という意味になります。この場合だと製品仕様のことを指します。
RFQ
Request for Quotation の略で見積依頼という意味になります。特にアメリカでは非常によく使われるので、必ず覚えておきましょう。
quote
見積書の意味です。quotation とも言います。
BOM
Bill of Materials の略で、価格明細のことです。完成品ではなく、部品を扱っている場合だと要求される場合が結構あります。ちなみに、次のようになります。
Material | Cost |
A | $15.00 |
B | $8.00 |
・・・ | ・・・ |
margin | $20.00 |
total cost | $XX.XX |
BOMを要求される目的はコストダウンのためです。上の表だと、「部品Aは$15もしないだろう。$10で出来ないか?」とか、「取引のある企業で部品Aを$10で供給する企業があるから、そこから買え」などと言ってくるわけですね。
ですので、BOMを出す時は慎重に検討してから提出しましょう。一般的には実コスト通りではなく、多少プラスアルファで出した方がいいです。どんな見積を出したところで結局コストダウンを要求されるので、そのための貯金を作っておく、と考えておきましょう。
VA/VE
日本では自動車業界でよく使われます。全部説明すると長くなるので省きますが、要するに要求仕様に対して「ここをこう変えればコストダウン出来ますよ」と提案することです。
あまり詳しくない人が要求仕様を作ると、「そこまでしなくてもいいだろ」と言うことが含まれることが多々あります。ですので、「こうすればもっとコストを抑えられますよ」と提案することを意味します。
look forward to ~
~を期待しています、という意味になります。この表現も良く使うので覚えておきましょう。
[まとめ] 略語はわからなければ必ず調べましょう
業界独特だったり、その会社独特の略語というものは多かれ少なかれ存在します。当たり前のように使われているので、知っている人はいいのですが知らないとわけがわかりません。
ですので、略語がわからない時は周りの人に聞いたりして必ず意味を確認してから仕事を進めましょう。知らないことは恥ずかしい事ではありません。思い込みでとんでもない間違いをしてしまう方が問題です。
こればかりは実際に仕事をしながら覚えていくしかないですので、よくわからない略語が出てきたら必ず調べるようにしましょう。